144Labの大木です。去年も来ていたArm TechConに今年も来ています。 tech.144lab.com
今年は2019/10/8から10/10までの開催で、場所は去年と同じサンノゼのSan Jose McEnery Convention Centerです。去年と同じなのでホテルを取るのが楽でよかったです。
それはそうと基調講演を聴き終わってランチを食べたところなので、ざっくりですがまとめておきます。把握できていない部分も相当あると思うので、間違っていたり聞き飛ばしていたらご勘弁を。
今年は「The New Era of Compute」というタイトルの基調講演でした。去年はNeoverseというサーバ向けのプロセッサアーキテクチャが発表されましたが、今年はもっと地道な感じの内容でした。
詳細を書くと筆者のボロが出るのでやめときますが、大まかに言って
- エンドポイントAIの話
マイコンボード上で推論する、いわゆるエッジAIの話です。ArmでエッジAIというとエッジサーバでのAIになるのでエンドポイントAIという表現になってます - プロセッサ開発者がライブラリにアクセスできるようになったり、プロセッサのライセンスについての話
プロセッサ開発者向けなのでチップを買ってきて使っているユーザーにはほとんど関係ない話ではありますが、IPコアを参照できるよという話でした(たぶん)
- カスタム命令を追加できるようになる話
Cortex-M33(2020年発売予定)から、プロセッサ開発者がカスタム命令を追加できるようになるそうです。
がありました。ライセンスやカスタム命令の話が基調講演で出てくるというのは、RISC-Vの盛り上がりの影響があるのかなー、と思いながら聞いていました。
続く基調講演ではオートモーティブとコンピュータの話とか、UnityとArmが組む話とか、Facebookが研究中のARメガネの話とかあって面白かったです。
展示会場は明日から開くそうなので、そしたらまたなんか書きます。