Scratch2.0 オフラインエディター Windows版で拡張機能の追加ができない時に試してほしいこと

Scratch2.0 オフラインエディター Windows版で拡張機能の追加ができない時に試してみてほしいことを書きます。

すでにScratch 3.0が登場しているので多くの人には無用の記事の可能性が高いのですが、弊社で開発、販売している(いた)Nekoboard2がScratch2.0までしか対応していないので、記録として残しておきます。

Scratch2.0でNekoboard2を使うためには、拡張機能を追加する必要があります。Scratch2のスクリプトタブの中の「その他」を選択して「拡張機能を追加」するとどの拡張機能を追加するか選ぶ画面が出るので、Picoboardを選んでOKを押せば追加できます。 f:id:ohki_s:20190902130817j:plain f:id:ohki_s:20190902130837p:plain

が、この追加ができない場合があります。具体的には選んでOKを押しても何も追加されないのです。これはNekoboard(Picoboard)に限らず、隣のLEGO WeDo1.0や2.0でも同じですので、拡張機能のどれかに問題があるのではなく、Scratch2.0側に問題があるのではないかと考えられます。

Scratchのディスカッションフォーラムでも2017年に話題になっていましたが、結局原因不明で未解決のままのようです。

しかし先日お客様からのサポート依頼が来たのを皮切りにいろいろ調べてみたところ、もしかしてこれが原因なのでは?という対処方法を見つけたので、これで100%解決するかどうかはわかりませんが上記症状で困っている方は試してみてください。

その対処方法とはWindowsのユーザー名(ローカルアカウント)を半角英数のみにするです。

現在漢字やかなや全角の英数字、記号などが含まれたユーザー名を使ってWindowsにサインインしている場合、そのユーザー名を半角英数のみに変更するだけではだめなので、新しく半角英数のみでユーザーアカウントを作って、そのアカウントでサインインしてからScratch2.0で拡張機能の追加を試してみてください。新しくユーザーアカウントを作る方法はWindows 10 でローカルのユーザー アカウントまたは管理者アカウントを作成するに説明があります。

ここからは推測ですが、ユーザー名自体に全角文字が使われていることに問題があるわけではなく、ユーザー名が入ったユーザーフォルダが作られ、その中にScratch2.0の何かが保存されることが問題なのではないかと思います。いろいろ面倒なことが起こりそうなので試していないのですが、ユーザーフォルダ名を変えるだけでも追加できるようになるのかもしれません。

なお、Scratch3.0ではNekoboard2は使えないのですがmicro:bitが使えますので、今後購入される方はmicro:bitをご検討いただいた方がよさそうです。