144Labの今津です。 うんこボタンの交換をお申し込みいただいたお客様に、暫定対応を施したうんこボタンをお送りすることにしましたので、暫定対応の内容についてお知らせします。
うんこボタンの故障問題にあるとおり、現在の基板から電解コンデンサを取りはずすことで、外す前のものに比べて安定した動作をすることがわかりました。
コンデンサを取りはずしたものの動作確認を行っていますが、電池の電圧が1.4Vを下回らないようにしていると、今のところ動作不能になってしまうボタンは出ていません。
暫定対応版について
写真の左が加工前の基板、右が電解コンデンサを取り外した基板です。 この状態で、実際にウェブアプリでボタンを登録、押ボタンを押してできごとを複数回登録、リセット、といった動作確認を繰り返しおこないテストをしています。 正常動作を確認したものを、順次交換をお申し込みいただいたお客様にお送りする予定です。
暫定版うんこボタンをお使いいただくにあたり、ご注意いただきたい点
コンデンサを取りはずしても、動作が不安定な場合があります。 特に電池電圧が低下していると、おかしな挙動をしたりESPを壊したりすることがあります。
- 初期設定時には新品のアルカリ電池をお使いください。
- 電池電圧が低下してきたと思われる場合は、早めに電池を交換してください。
- 押ボタンを押したはずなのにLEDが点かない
- 送信時に失敗してエラー表示になることが増えた
電池電圧が低下して壊れる場合、特に通信時に壊れることが多いようです。 「あれ?電池がなくなったかな?」と思って電池を入れ替えたのに動作しない場合などは、前回通信時に壊れた可能性があります。
取りはずし方
以下のように取りはずしを行っています。
予備はんだ
熱が伝わりやすいように赤丸に位置にはんだを少量盛ります。
はんだごてで加熱して取り外す
はんだごてを2本使ってはんだ部分を加熱します。 写真の向きで右側がはずれにくいです。 図のようにこてを当てながら左向きに若干押すようにしていると、はずれます。 1分近くかかります。