CEATEC2018の展示内容を振り返る

144Labの今津です。

10月16日から4日間幕張メッセで開催されたCEATEC 2018に144Labグループとして出展してきました。展示内容について感想というか反省などを。

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パネルやパンフレットは、「IoT製品開発のポイント」をうんこボタンを例に説明している図。 上の写真はパネルだけど、パンフレットも基本的には同じ内容。 図自体は事前に見てたんだけど、完成形を本番前日まで僕は見ていなかったのと、どういう説明をするのかをちゃんと打合せていなかった。

展示内容や説明について

最初は特に何も思わなかったのですが、実際にお客さまとお話し始めてみると気になり始めたことが。

パネルやパンフレットをみて、何をアピールしたいのかがわからない。

パネルを見ながら自分たちの説明していることを振り返ってみる。

「小ロットの量産のお手伝いをします」 「ハードウェアだけじゃなくて、ファームウェアもサーバーサイドのソフトウェア開発もできます」

うーん、なんだかわかるようでよくわからない。

振り返ってみると、ウチのグループとして今回アピールしたかったのは、 「ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、射出成形を見越した筐体設計まで自分たちでできるので、IoT製品のアイデアや企画はあるけど、自分たちではなかなか作れないお客さまのお手伝いをします。」 だったんじゃないかと思う。 それはおそらく単に「開発ができます」でも「量産ができます」でもなくて、「ちゃんと形にするお手伝いができます」というようなこと。

いろんな方とお話をしたけど、やっぱりみなさん最初の切り口がそれぞれで、

  • 総合格闘技ってどういうことなの?」
  • 「これは、なにをやる会社なの?」
  • 「うんこボタンって何?」(または「知ってるよ!」)
  • 「おたくはスイッチサイエンスなの?」

どうしても切り口に沿ったお話をしてしまうので、同じように捉えていただけたかというとそうではなかっただろうな、というのが正直なところ。

ということで、今回の展示に関しては「ちょっとなんだかよくわからない展示をしちゃったな」と思っています。

どうだったらよかったと思っているか

特にパネルとパンフの内容がほぼ一緒なのはイマイチ。なぜかというとパネル見た後にパンフ持って帰る理由がない。内容が一緒だから。 それと「なにをアピールしているのかわからない」をなくす必要がある。 パネルはいちばん初めに目に飛び込むので、パット見て何を訴えてるのかわかるのが重要。 会社自体を紹介してもしょうがないので、製品を見せるか事業を見せるかのいずれかを強調したい。 両方は難しそうなので、いずれか片方。

今回なら「事業」を押し出して、「IoT製品のアイデアを形にします!」みたいなのはどうだっただろうか。 IoT製品開発の要点を見せることで、ソフトからハード筐体までできますよをアピールすること発想自体は良かったと思う。でもそれはパネルじゃなくて「IoT製品開発虎の巻」的な小冊子っぽくすることで、興味がある人は手にとって見てくれやすかったんじゃないかなと思う。ウチはそこをちゃんと知ってますよ、というアピールにもなる。 説明と言うかアピールポイントについては、事前にちゃんと全員揃って短時間でいいから打ち合わせするべき。パネルがわかりやすくなればその分そのパネルの前でする説明も揃いやすそうに思うけども。

製品を見せる場合はどういう構成がいいんだろう。 パネルには当然製品がババーンと出てるのがいい。仕組みとかより、利用シーンがいい。 パンフには、具体的な使い方と買う方法が書かれているといい。仕組みを解説したものが別にあってもいいかもしれない。

配るものは欲しいものか興味を引く情報が載っているものがいい。作るのは大変そうだけど、もらうとしたらそういうのが欲しいし、特に興味がある製品の詳細が書かれているものなら欲しいと思う。

次はなんだかCESに行くらしいですよ。うんこボタンを持って。